幼い頃の私とピアノ~ピアノから離れる時~

幼い私とピアノ

2.さぼることを覚え始める

気が付いたら自分の中のピアノの楽しさは、随分と下がっていました。
多分、バイエルを終えてブルグミュラーやチェルニーといった教本に移ってきて、楽譜を見てすぐに弾ける状況でなくなってきたのも大きかったかもしれません。
何か難しいな・・・面倒くさいな・・・という気持ちを感じる機会が増えました。

そして、毎週のピアノの日が、あっという間にやって来る。
全然練習していないのに。
ちょこっとしか練習してなくて、当然うまく弾けなくて来週もうちょっと練習してきますーと言って終わり、そしてまた全然練習しない内に習い事の日に。

そして忍び寄る怠け心。

え?今日ピアノの日だっけ?
忘れてたー!ごめんなさい。

白々しく言い訳してサボる私。

その時間を空けて待っていた先生はどんな気持ちだったでしょう。
当時よりも過去を振り返った今の方が罪悪感を覚えます。

「・・・あんた、ピアノ教室に行ってるの?」
「ん?うーん・・・」

ずるずるずるずる・・・。
悪いと思いつつも目をそらし続け、そして通わなくなって数か月経っていました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました